子猫がドライフードを消化できていない?選び方とチェックポイント

子猫は生まれてから生後1か月くらいまでは、母猫のおっぱいだけで成長していきますが、それまでに譲り受けた場合には子猫用のミルクを与えます。

子猫用のミルクなら母猫のおっぱいと同じような成分で作られているので安心です。

そして生後1か月か2ヶ月ころからは徐々にキャットフードに移行していくことになるのですが、子猫にはどのようなフードを与えるのが良いのでしょうか。

ドライフード選びのチェックポイント!消化しやすい成分としづらい成分ってある?

消化しやすい成分

猫は生後4か月までは人間に例えれば乳幼児期に当たる成長前期といわれます。

その後1歳までが成長後期で、1歳になると成猫とみなされます。

生後4ヶ月までに乳歯が生えはじめ骨格や筋肉も発達し運動能力も高まるなど急激に成長し、その後は緩やかに成長していきます。

そのため成長前期にはエネルギーの高い食事が必要となりますが、成長後期は高エネルギーの食事を続けると成猫になった時に肥満になる可能性があるので、成長前期よりはエネルギーを抑えたフードに切り替えることが必要になります。

成長前期は高栄養で高エネルギーの食事が必要なのですが、消化器官がまだ未発達のため一度にたくさん食べたり、消化しにくいフードを与えるとおなかを壊すことがあります。

猫も人間と同じように、炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラル、水という六大栄養素が必要なのですが、成長期の猫には特にこれらの栄養素を豊富に摂取する必要があります。

しかし成長前期の子猫は、消化酵素の分泌量が少なくデンプンをうまく消化することができないのでデンプンの配合量が少ないフードを選ぶようにします。

また猫は脂肪の消化吸収が良いので、子猫にも脂肪分の多いフードを与えることで高いエネルギーを摂取することができます。

子猫によって合わないフードもある?カリカリを変えるのも一つの手段

カリカリを変える

たくさんのキャットフードがありますが、その中でも子猫によって合う場合と合わない場合があります。

合っていればカリカリと食が進み、食べた後も元気に過ごすことができますが、合わない場合には食べたがらなかったり、下痢や嘔吐、かゆみを引き起こしたりする場合があります。

下痢など体の症状を起こす場合はフードのほかに何らかの病気がある可能性もありますが、成分によるアレルギー反応で起こっていることもあるのです。

フードが原因と思われる場合はいったん中止をして、食事を控えて少し様子を見たうえ、獣医師に診てもらうようにしましょう。

食いつきが悪い場合は、ドライフードのにおいや食感などが原因のことがあります。

すべての猫が同じ匂いが好きというわけではなく個々によって異なるので、苦手なにおいのフードの場合はあまり食べません。

また同じフードばかり続くと、飽きるということもあるので、食いつきが悪いときはフードを変えてみるのも一つの方法です。

好きな匂いや食感のフードに出会えれば、また食欲が戻ってたくさん食べてくれることが期待できます。

消化しやすいようにふやかしてあげたりウェットを乗せたりするのはOK?

消化しやすいように

生後1か月から2ヶ月の間は、母乳やミルクからフードに切り替える時期です。

またまだ消化器官がしっかりと発達していなことや、歯が生えそろっていないことから、いきなりドライフードを与えても上手く食べられずに消化不良を起こしてしまう可能性があります。

そんな時はミルクやお湯でふやかして柔らかくしてから少しづつ与えると良いでしょう。

またウェットフードには水分が多く含まれていて食べやすいので、ウェットフードを与えるのも良いのですが、ドライフードもウェットフードのどちらも食べられるようにする方が災害時など今後のためにも良いので、ドライフードの上にウェットフードを乗せて与えるようにすると良いでしょう。

ドライフードもウェットフードもどちらも栄養があるのですが、ドライフードは水分がないので、水が飲めるように一緒においてあげる必要があります。

またドライフードは栄養価が高い分、与えすぎると肥満になるので注意が必要です。

ウェットフードは水分が豊富に入っていて消化も良いので暑い時期や食欲がないときの栄養と水分の補給に役立ちますが、噛まなくても食べられるのでウェットフードだけだと噛む力が衰えてしまう可能性があり、ドライフードとウェットフードの共用が望まれます。

嘔吐後に元気なようなら食べすぎ?食事の量と回数に工夫を

食べすぎ

猫は胸やけがするときに草を食べて吐くことでスッキリするという本能があります。

毛づくろいをして毛玉をたくさん飲みこんでしまった後に吐いたり、空腹のときに胃酸や胆汁を吐いたりするのも猫の生理現象です。

また、がつがつと一気にフードを食べたことで吐くこともあります。

それはよく噛まずに大量の空気とともに飲み込むために起こる「吐き戻す」で、食べたものを丸ごと吐いた場合には吐き戻すの可能性が高いです。

さらに猫はフードを新しく切り替えたことで吐くこともあります。元のフードと混ぜ、新しいフードの割合を徐々に増やしていくようにします。

子猫が吐いても、これらのことが原因で吐いた後に、けろっとしていれば特に問題はありません。

空腹で吐く場合は少しづつフードを与えて空腹状態をできるだけ作らないようにし、ガツガツ食べる場合はフードを少量づつ与えるなどの工夫をします。

フードの切り替えは徐々に行うようにして様子を見るようにします。

しかし何回も嘔吐してぐったりしている場合、下痢を伴うなどほかにも何らかの症状がある場合には、獣医に診せるようにしましょう。

ドライフードをちょこちょこ変えると消化に影響する?

ドライフード変更

猫には生後6か月までに食べたことのない食感や味のフードを成猫になってから受け付けないという「ネオフォビア」という現象があるので、生後6か月までに、色々な味や食感のフードを食べさせるのは良いことなのですが、あまりちょこちょことフードを買えるのも良くないのです。

猫は食欲にムラがある動物でもあるので、今まで食べていたフードを急に嫌がるということがよくあります。

だからと言ってちょくちょくフードを変えると、「食べなければ新しいフードに変えてもらえる」という学習をし、わざと食べないという行動に出ることがあります。

新しいフードを喜んで食べてはいても、新しいフードに対して胃腸の方がついていかず負担がかかることがあります。

胃腸に負担がかかってくると、働きが弱まり消化する力も弱まって嘔吐や下痢の原因になってしまうということです。

新しいフードに切り替える場合は元のフードと混ぜて、徐々に新しいフードの量を増やしていくようにし、一気に変えないようにすることで胃腸に負担がかからないように切り替えていきます。

下痢や嘔吐など消化不良の症状があるときは獣医に診てもらうようにします。

消化が気になるならチェックしておきたいウンチ!

チェックしておきたいウンチ

ウンチは健康のバロメータです。日ごろから愛猫のウンチをチェックしておくことで、いつもと違うと感じることができます。

明らかに下痢を起こしているときには必要に応じて獣医師に診てもらうことが一般的ですが、便秘がちや普段から軟便という猫もいるので、異常を知るためにも日頃からチェックをしておくことが大切です。

一般的に正常なウンチは一日に1回か2回、コロッとして拾っても崩れないような硬さで、適度な水分を含みツヤがあります。

見た目にも特に混ざり物がなく、濃い目の黄土色をしています。臭いはしますが悪臭ではありません。

ウンチは食べ物によって異なるので、フードを変えると臭いや色も変わります。

肉分が多いと濃い茶褐色になったり穀物や植物繊維が多いと黄色っぽくなったり、カルシウム分が多いと白っぽくなったりします。

また猫はでんぷんの消化がしにくいので、穀物の多いフードを食べると消化不良でウンチのにおいがきつくなります。

動物性たんぱく質も多すぎると消化しきれずに未消化のまま出てきてしまうことがあります。

日ごろのウンチを確認しておいて、フードを変えた時にウンチのにおいや色、未消化の混ざり物の有無などをチェックして、消化されていることを確認すると良いでしょう。

子猫に合ったドライフードの選び方と与え方

まとめ

子猫はでんぷんの消化がしにくいですが、脂肪は消化することができます。

成長期の子猫は栄養価が高く高カロリー、そして消化のしやすいフードを与えるのが良いので、でんぷんが少なく脂肪が多く含まれているものを選ぶようにします。

小さいころからウェットフードも食べられるようにするのも大切です。

またフードを変えるときは体調やウンチを見ながら徐々に新しいものに移行するようにしましょう。